名前に「ムシ」とついていますが、厳密には虫なんかではないミドリムシこと、ユーグレナ。
体に葉緑体で光合成を行うという特徴のある、藻の仲間の微生物なんです。
しかし、基本的に植物でありながら体から1本長く伸びている鞭毛を使い
自由自在に動き回れる動物のような特徴も併せ持っているとのこと。
つまり、植物と動物のちょうど中間の生き物なんです。
生物って、植物か動物か、いずれか一方だけの場合がほとんどです。
それなのになぜ植物と動物両方の特性を持っているのでしょうか?
ユーグレナがこんなふうに両者の特性を持っているのは、
ミドリムシがとても古くから生息している微生物だからのようです。
生き物が、植物や動物の特徴を徐々に身につけていって
枝分かれするずっと前から、ミドリムシは生きながらえてきたわけです。
そんな、植物と動物…両方の特徴を持っているユーグレナは
動植物2つの良い特徴を併せ持つ生物でもあります。
まず、植物の特徴を持っているので、水と光と二酸化炭素(Co2)さえあれば
自ら光合成を行って育っていくことができます。
このユーグレナ、実はバイオ燃料としても利用できるのではないかと期待されています。
と言うのも、二酸化炭素の濃度が高い状態でも適応し、生存できるから。
地球温暖化がさらに進んだ場合でも、二酸化炭素を消費して
増殖する特徴があるユーグレナならCO2削減とバイオ燃料の生産…
両方同時に実現できてしまうかもしれないんです。
な、何かすごいね、ミドリムシって!
今までずっと虫と勘違いしていたり、微生物だからほとんど関心持っていなかったけど
人間よりもずっと地球のためになるかのように思えて、尊敬の念すら抱いてしまいます。
ちなみに、ユーグレナという名前は、ミドリムシの体で一ヶ所だけある赤い点からきているのだとか。
目のように見えるこの赤い点は、眼点と呼ばれているそうです。
ユーグレナとはラテン語では「euglena」と書きます。
「eu」が綺麗という意味。「glena」は目を現しているそうです。